廃車買取の向こう側

ガソリンは使いきってから廃車にしたほうがいい?

廃車を行うのは計画的にできる場合があれば、事故や故障など無計画で急に廃車を行わなければならないという場合もあります。計画的な廃車で、それを行う日程などがずっと前から決まっているのであれば問題は無いですが、急に廃車を行わなければならなくなった時には直前に給油を行ったばかりなど幾らかのガソリンが車の中に入ったままの状態である可能性は否めないでしょう。

さて、そのようなガソリンが入った状態で廃車を行わなければならないとすれば、「ガソリンは使い切ってから廃車を行った方が良いのだろうか」という疑問が浮かぶのではないでしょうか。ガソリンは可燃性の危険な液体ですから、廃車を行う時にガソリンが入っていると様々な事故が起こるのではないかと考えられるからです。

しかし、実際の廃車においてはガソリンは使い切らずとも廃車に出して構いません。 (参考:大雪の日に車が故障。そのまま廃車に

なぜならば、廃車を行う過程においては車のガソリンタンクからガソリンを抜くという工程が含まれているからです。

そのガソリンを抜く方法としては、タンクそのものに穴を明けて窒素ガスとともに抜くという手段が取られますので、事故の危険性もなく安全に行われています。ただ、廃車前にガソリンを使い切っておくとこのガソリンを抜く作業の時間は短縮できるでしょうから、廃車業者の側としては助かることでしょう。それに、給油したばかりであれば使用していないガソリンをそのままに廃車に出してしまうのは、個人の経済的な理由でもったいないと考えてしまうものだと思います。そのような場合は、しっかりとガソリンを使いきったり、安全に配慮しながら自分でガソリンを抜くなどしてガソリンを使い切るべきでしょう。